4月パン教室のおやつ

ラブベイクでは、お菓子教室とパン教室の休憩時間に講師の手作りのお菓子を用意しています。
ラブベイクで諸国の伝統菓子を研究していることから、諸国の伝統菓子を紹介することが多いのが特徴です。
4月パン教室では、マレーシアの練乳クッキー「センベリット・スス」をご紹介しています。お花のようなかわいい形に惹かれて、レッスン中の休憩に、ご用意することにしました。

マレーシアの練乳クッキー「Semperit Susu」

材料が、練乳・バター・コーンスターチのみというシンプルなマレーシアの伝統菓子。世界には、センベリット・ススのように、コーンスターチや片栗粉を小麦粉の代わりに使ったお菓子が存在します。例えば、イタリアの伝統的な郷土菓子、「 トルタ・サッビオーサ」なども、その一つ。

それらのお菓子は、「とろける食感」や「砂のようなもろい」という言葉で食感を紹介されることが多いです。おそらく、粘り気や弾力をもたらす性質の小麦粉に含まれるたんぱく質の一種「グルテン」が含まれていないため、生地が口内でさらさらとほどける様子を表現されているのだと思います。

さて、センベリット・ススのお味は・・・日本のお菓子で例えると、小さいころに食べた卵ボーロにそっくり。卵は入っていないのですが、食感が似ています。あと、優しい甘さが。


世界の伝統菓子のあいだには、ときどき驚くような共通点が見つかるので、いつまでも愛され続ける理由はそこにあるのだなあと感心させられます。

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